私たちは ある男性に声をかけられた。 「なんですか?」 「ここの大学の生徒さんですよね?」 私とみなみは 顔を見合わせる。 「怪しいものではありません。 期間限定で代理講師をしている 七海と申します。 ちょっと 前に君たちに会ったことあったので 声をかけてみました。 特に 相沢さんは ここの大学が誇る生徒さんだ…とか?」 七海さんは 微笑む。