友達と恋

教室に近くなるにつれてざわざわと騒がしい声が私のクラスから聞こえてくる。

私は教室に着いたと同時にドアを勢いよく開けた。

栗山さんとクラスのみんなは勢いよく開いたとてもでかいドアの音に驚いて私の方にいっせいに視線が注がれる。

私は凄く緊張しながら栗山さんの方へと歩いて行き栗山さんの席の前まで行くと私は少し震えながら

「く、栗山さん凄く困ってますよ...?いっせいに質問されるとやっぱり困るんですよ。質問攻めにしたら可哀想ですよ!栗山さん...泣きそうじゃないですか!」

私は大きな声でそう言いいきると...

――ハァ、ハァ...

息が荒くなっていた...。

クラスのみんなはいつも塞ぎ込みガチでいつも目立たない凄く地味な私がそう言い放ったことに驚きながらも

「な、なによ...別に白咲には関係ないでしょ」

「質問攻めなんてしてないし...」

なんてぶつぶつ言いながらみんな栗山さんから離れてカバンを持ち帰っていった。

「あっ、ありがと...!私...どうしようか凄く困ってたの...。白咲さん優しいんですね。」

栗山さんは微笑みながら私にそう話しかけてきた。

「べ、別に...あんなに困ってる人を目の当たりにしてほっとけなかっただけです...。」

私は少し動揺しながらそう答えた。

「それが優しいって言うんですよ!白咲さんは優しいですよ!」

栗山さんは私にそう言い放った。

「えっ、あ、......ありがとうございます...」

私は少し照れながらそう言うと急いで教室から出て家へと帰った。