どれくらいの時間が経ったのか 窓の外はうっすらと明るくなっていた 同じ姿勢で座り続けたせいで 体の節々に軽い痛みを感じながら立ち上がり カーテンを開けると東の山の頂上付近が燃えるような赤色に染まっていた ああ、晴れるんだな 無意識に思った そう、時間は何もしなくても過ぎていくのだ