『お弁当持ったぁ?』
『持ったぁ!』
『忘れ物わぁ?』
『なぁい!』
『行ってらっしゃぁい!』『うぅん!行って来ます』
お母さんと今日もまた、いつもと同じ会話を済まし、あたしは足早に学校に向かった。
家から学校まではそんなに遠くない。普通に歩いて15分くらい。
でもあたしは足早に歩くからだいたい10分くらいで学校に着く。
学校に行く途中、一台のバスが必ずあたしを横切る。
その中からあたしに向けられる変顔。
同じクラスのナオト。
あたしの片想いの相手。
あたしはバスの中から変顔をするナオトを見る事。
ナオトはバスの中からあたしに変顔をする事が日課になっていた。
だから、私はだいたいバスが来る時間を計算して家をでる。
たったそれだけだったけど好きな相手との二人だけの約束みたいで嬉しかった。
これからもずっとナオトだけを見ていたかった………。
あたしは甘かったんだ。
甘えてたんだ…。
『持ったぁ!』
『忘れ物わぁ?』
『なぁい!』
『行ってらっしゃぁい!』『うぅん!行って来ます』
お母さんと今日もまた、いつもと同じ会話を済まし、あたしは足早に学校に向かった。
家から学校まではそんなに遠くない。普通に歩いて15分くらい。
でもあたしは足早に歩くからだいたい10分くらいで学校に着く。
学校に行く途中、一台のバスが必ずあたしを横切る。
その中からあたしに向けられる変顔。
同じクラスのナオト。
あたしの片想いの相手。
あたしはバスの中から変顔をするナオトを見る事。
ナオトはバスの中からあたしに変顔をする事が日課になっていた。
だから、私はだいたいバスが来る時間を計算して家をでる。
たったそれだけだったけど好きな相手との二人だけの約束みたいで嬉しかった。
これからもずっとナオトだけを見ていたかった………。
あたしは甘かったんだ。
甘えてたんだ…。
