先生の唇はミルクチョコレートの味




「ばあさん!ばあさん!おい、しっかりせんかばあさん!」


「………?」


「ばあさん、気がついたかばあさん」


「………?」


「何すっとぼけた顔しとんじゃ、はよぅ帰るぞ」


「………?」


「お大事にぃぃ」


イケメン先生の優しい声が老夫婦の背中に掛けられました。