「はあ、マジかよ……」 私の反応を見た有馬が脱力したかのように私から離れ、隣に倒れ込む。 「………絵美。」 私が起き上がり、有馬をのぞき込むとそう優しく私を呼ぶ声。 初めて、呼ばれた私の下の名前。 好きな人に呼ばれるのって、こんなに嬉しいんだ…知らなかった。 「何……有馬。」 「えっ、そこは名前で呼ぶところでしょ。」 有馬が不満げな顔をする。