「あいつのことどれくらい好き?」
え?
「そ、それは....」
「いっつもブスとか言ってくるくせに
なんか優しいとことかあって....
いろんなとこひっくるめて好きなんですよね....」
竜樹のことを話すと自然と口元が緩む
「あ、ごめんなさい.....」
ついなんか語っちゃってたよ
「ふー。だってよ山崎....」
??
山崎?
「え?なに言ってるん....」
「先輩ィありがとうざいました....」
え....
そこにはなぜか竜樹がいた
「なにして.....」
「君にはかなわないよ」
ふっと笑うと涼介先輩は笑うと何処かに行ってしまった
この状態で?!
さっきの話全部聞かれてたんだよね?
ちょー恥ずかしいんですけど!
チラッと竜樹の顔を目てみると
「ふっ」
なぜか勝ち誇ったかのような笑い
「そんなに俺のこと好き?」
グイグイと竜樹が押し迫ってくる
ついに壁に追い詰められた
「いや、....そ、それは.....」
目をそらそうとすると
顎をグイッと待ち上げられ
目が合う....
「 ......っ」
顔が火照る
「ねぇ、聞いてんだけど?
俺のことどう思ってるわけ?」
真剣な瞳....
また、そらせなくなる
「す、き.....」
その言葉を言った瞬間
唇を塞がれた
「んっ....」
竜樹の額が私の額とくっつき
ペロッと自分の唇を舐めると
「俺も....」
そういいニッと笑うと
またすぐ唇が重なる
さっきよりも激しく
「んっ....」
「息、できなくな、る....」
竜樹の舌と私の舌が絡まり
口内をかき回す
頭がクラクラして
とろけそう....