馬鹿者。コッチを見なさい！！

「……？気のせいか。」











っ！


いつの間にか息を止めてた。






あっ…危なっ！




ギリギリ、よかったぁ〜







よし！



学を探しに行くぞ！




バンッ！！








扉を開けた時だった。







「………。」






「………。」











目の前に、生活主任の先生がいた。









しばらく見つめ合い。










その間にアタイは現状を理解するのに時間がかかった。








え。
だってさっき、『気のせいか』って

いなくなったじゃん。








「………ゴラァァァァァァ！！！！！」










先生の声が宿全体にこだまして響き渡った。