パタパタと響くアタイの足音。










どこに行けばいいのかなんて、





今思うと結構前に決まってた。














昔の話。








アタイが中学生の頃。






遊んでた男に言われた一言があった。










「あかりちゃんは、何をしてても可愛いよ。」










その時は、あまり気にしてなかったけど









何をしても可愛いってことは、何かをしてなきゃ可愛くないということになる。










また、別の日。








違う男に言われた。







「あかりは、いいね。面倒臭くなくて。」










その言葉を言ってきた男は、アタイ以外にも何股もかけていた男でアタイもその男以外にも何股もかけていたから







お互い暇潰しでしかなかった。










ようは、アタイは男の飾りだったということに気がついたのは中学2年の時かな。









ただの人形。