「……意味わかんない。」









泣きそうな声で言った。



「……え……」






「あんた意味不明!!
なんで!花火大会の時、あんなプロポーズっぽいことしておいて!
あんな事言っといて好きじゃないとか、あり得ないからね?!
私はっ!男が得意じゃない方なの!
こんなに大きい声で人に怒鳴ったのだって初めてなんだから!
男から女にアクセサリー送る意味知ってんの?!
独占欲の表れだからね?!
お前は俺のって言ってるのも同然だから!!
そんなんで今更嫌われたとか言ってないでよ!!」







ズラーーと長いこと文句を言われた。



でもそんな文句行ってる最中の鈴木の顔は真っ赤でりんごみたいな。



思わず抱きしめたくなるくらい愛しくて。





そしたら急に鈴木が泣き出した。




「?!」




「好きって……好きってもう一回言って!」