「じゃあ、ライバルだねっ!」










そう言って佐々木学は握手を求めてきた。




一応手を出す。


「………言っておくけど。」





佐々木学の握ってる手がギリギリいって
キツくなってきた。




「…っ!」






「今回あかりちゃんに会うの2回目なの。容赦しないからね?」






ギリギリッ





「……はっ!そうかよ。だったらなんだ。俺から奪ってみるか?」








佐々木学は行動に似合わず笑った。




「その気だけど?」











馬鹿者。させるかっつーの。