すると、その下駄箱に伸びる腕が出てきた。 「あっ。すみませーーー……っ!」 退こうとして、一瞬顔を見たのが間違いだった。 見た後で後悔した。 「久しぶりだね。元気してた?」 ニヤッと不気味に笑ったのは 「あんたっ!あの時のーー!」 「……覚えててくれたの?嬉しいなぁ。」