なんなんだろう。


「学君!火が起こせないよぉ〜!」


「薪を足さなきゃ。」


どう見ても足りない。
「そっかぁ!ありがとう」


なんか


違和感。





さっきから俺の隣にいるのは
清水奈々ちゃん。


今まで俺の隣にいたのは
田中。

変だ。


心臓辺りが痛い。

病気か?



今はお昼のカレーライスを
班で作ってる。


で俺と清水奈々ちゃんが
火おこし係りなんだけど…


「あっ!痛いっ!」
「?!どうした?」

清水奈々ちゃんが小さな声で言った。


「目になんか入っちゃった!
痛いよぉ〜!学君見てくれない?」


…近い。

一歩後ずさる。
清水奈々ちゃんが一歩近づく。


距離感がちがうのか。

なんかヤダ。



お願いだから近づかないでくれ。