「こないでよー。お楽しみ中なんだから〜。」
瞬間。
目の前の男の姿は黒い影に包まれた。
いつの間にかうしろに回り込んでいた。
伊藤君が後ろから、素手で殴った。
「うっ?!」
男はうめき声をあげて倒れた。
「田中あかりは俺のだよ。勝手に触ってんじゃねーよ。」
伊藤君は見たことも無いような怖い顔をしていた。
「覚悟しやがれ。クズども。」
そう一言吐き捨てるように言った伊藤君は私を通り越して後ろにいた5人の男を一気に殴って掛かった。
ビックリした。
普段の伊藤君からは想像もつかないようなあの気迫と低すぎる声。
本気でキレてた。
