伊藤君が合図を出した。
「いけっ!!」
バタンッ
倉庫の扉を開けた。
男どもの視線が一気に集中する。
その中に橋本と莉奈がいた。
私とあかりと目が合って、ホッとしたような顔をしてのだ。
大体状況は理解できたのだろう。
「すみませぇ〜んっあのぉ〜ここってぇ、何処かわかりますかぁ〜?」
あかりが隣で猫撫で声をあげた。
甘ったるい声。
私もなるべくそれを真似するように言った。
「ちょっと私らぁ〜道に迷ったみたいでぇ〜……案内…してくれませぇん?」
気持ち悪いっ
自分で言ってても気持ち悪い声を出した。
こんなんで本当に効くのか?
