馬鹿者。コッチを見なさい!!








「とりあえず…そうだ。謙信(けんしん)女をここに連れてこい。」







「はいはーい。」







謙信と呼ばれた男は奥の物置と化してる
ところから浴衣姿の女を連れてきた。






「鈴木っ!!」







鈴木は頬を殴られたようで右頬が軽く赤くなってる。







話せないように、口にはガムテープがしてあった。




鈴木は無表情で、俺の隣にいた笠井を睨んでる。




俺は殴られて赤くなった鈴木の頬を見て
怒りがこみ上げて来た。






「何してやがるテメーら!!!」







思わず近くにあった椅子を蹴った。







「大河。」






唐突に俺の名前を呼んだ笠井。