「オンどりゃァァァァ!!」









バァン!!






?!






いきなり勢いよく開いた扉にビビりながら、振り向くとそこには生活主任の内田先生がいた。



(今まで生活主任だけだったので、名前を出してあげた、優しい雛。)





「内田先生?!」




咄嗟に手に持っていた携帯を後ろに隠した。




没収されるからだ。








「田中あかりは帰っているか?!」









あかり?





え、なんで先生がそのことを知っているの?まさかばれた?





嘘でしょ。






「田中あかりは5時頃にこの部屋から出て、伊藤学とあっていただろう?」






内田先生が問い詰めてくる。






どうしよう。