LINEで伊藤君に連絡して、この部屋を出たのが5時頃。








いくら遅くても、6時までには帰らないと、起床時間に間に合わなくなってしまう。







全体の起床時間は6時30分だ。







只今の時刻6時20分。










遅い。






いくらなんでも遅すぎる。




最初は伊藤君と上手く行ってイチャイチャしてるのかと莉奈と冷やかしていたが、流石にシャレにならなくなってきた。









莉奈も心配そうに時計を見てる。









6時25分。






あと5分しかない。






「雛ぁ〜、連絡した方がいいんじゃない?」







莉奈がいった。




今まで、連絡はしてきたのだが、全てトークだった。





見ても、既読はついてない。







携帯を開いてないということだ。








電話するか。





そう思って、携帯のロックを解除した時だった。