どうして………どうして眼鏡なんて掛けていたんだろうか。かけなければ良かった…



少し先に見える彼の姿。



前と少しも変わっていない



立ち姿も笑顔もカッコ良くて



私の胸を締め付ける



とっさに柱に隠れた私は、友達に話しかけたけどなんて言ったか覚えてない……。



私はそちらを一度も見ることはなく、友達に別れを告げ歩き出す