「唯那って本当に俺に興味ないんだな。
………まぁ、でも、あいつらもそうか。」
「え?」
「あいつらが興味あるのは俺というより、俺の後ろにある西園寺の肩書きだからな。」
「……確かに私は西園寺に興味ないけど。
でも、練習試合で一緒にテニスした時に言った楽しかったって言った言葉は本当だよ。」
「………………」
「まだ会ったばかりだから西園寺の良いところは分からないし、思いつくのはそれだけでごめんね。」
そう言うと西園寺はククッと笑いを堪えてるみたいだった。
「ちょっと、何で笑うのよ。」
私、そんなにおかしいこと言った?
「いや、別に可笑しくて笑ったわけじゃねぇよ?
やっぱり唯那は変わらねぇなって思っただけ。
」
「?」
私には西園寺の言う言葉の意味が分からなかった。
「とりあえず唯那は職員室行かねぇとな。
場所分かんねぇだろ?案内するから行くぞ。」
私は無理矢理引っ張られて職員室へと向かった。

