first love~世界で一番素敵な初恋~



西園寺に手を繋がれた状態で外に出ると、予想通り女の子達に睨まれる。


「西園寺様、この女誰ですか?」


「西園寺様の何なんですか?」


などなど次々に質問責めにあってる西園寺だけど、当の本人は冷静に彼女達を睨みつけて


「てめぇらには関係ねぇだろ。」


と、低い声で一喝。


彼女達が唖然としている間に私を引っ張りそのまま人混みから抜け出した。


女の子に『てめぇ』って冷たすぎでしょ。


これで西園寺のファンは居なくなったと思いきや、彼女達はさっきよりも大きな声で騒いでるみたい。


「西園寺様、かっこいい~!」


なんて言う始末。


私には彼女達の気持ちがさっぱり分からない。


顔はタイプじゃないし、性格は最低だし。


ほんと、誰でもいいから婚約者って立場変わってほしい。


「それにしても、西園寺って意外とモテるんだね。」


まさかここまでモテる人だと思ってなかったから、ついつい余計なことを言ってしまう。


「……意外ってなんだよ。」


「言葉の通り、意外。
だって、私には西園寺を好きだっていう女の子の気持ちが分からないから。」