「悪いか?俺はそのくらい唯那のことが大事なんだよ。
………まぁでも、結局は俺のことを好きだったってわけだから許してやる。」
こんなことを言われたらそれ以外何も言えないんですけど………
「まぁ、これで唯那は俺以外の男を好きになろうとしても無理だって証明されたわけだから、俺としては結果オーライだな。」
ニャッと不適な笑みを見せる西園寺。
まぁ、否定は出来ない。
「西園寺も12年も私のことを好きだったんだから、私以外の女の子を好きになろうとしても無理だって証明されてるけど?」
そう言うと西園寺は少し考え込む。

