文化祭前日になると衣装係が作成した衣装が完成し、それぞれキャストが試着を行い、細かいサイズ直しが行われた。
私は白雪姫の衣装を受け取ると、試着室で着替える。
衣装は白雪姫の衣装を忠実に再現されていて、
手作りとは思えないものだった。
私は衣装に着替え、用意された小物を身に付けると試着室から出る。
すると、クラスメートからの視線が一気に集まる。
「………どうかな?」
私は見られるのが恥ずかしくて顔を赤らめて皆の意見を聞いてみる。すると………
「可愛いよ、唯那ちゃん!」
「本物の白雪姫みたい!」
クラスメートからの評判は良く、私は一安心した。
「よかったぁ。」
クラスメートの所へ行くと、ガラッと教室のドアが開いた。

