ここまでお読み頂きましてありがとうございました。

最後まで読んでくださった皆様に少し長めにあとがき書こうかなと思っています。


実はこの作品、8割くらいは実話として書きました。


私は中学高校ともにバスケ部に入っていて、中学のバスケ部が強豪校と呼ばれる学校で、本当に苦しみました。


中学からバスケを始めた私は、初心者と呼ばれるんですけど、

沙奈同様、やっていくにつれて、負けたくないって気持ちが強なってくるんですね。


もともとやり始めたことは納得のいくまでやりきるタイプなので、本当にその当時はバスケだけに全力を注いでいました。


でもやはり経験者と、初心者の違いってかなりあって追いつくまでに時間がかかりました。


自分たちの代になってスタメンで試合に出れるようになったけど、調子が悪いとすぐに交代。


もっと上手くならなくちゃ。

そう思って練習後に6キロ走ったり、外の公園で練習したり縄跳びしたり笑。


頑張れば絶対上手くなれるって信じてました。


でもやっぱり小学校からの経験者である後輩に自分のポジションを奪われてしまって…

スタメン落ち。


もう、何回も泣きました。


その当時、試合はスタメンがほぼフルで試合に出る感じで

それも全員が小学校からの経験者だったので、スタメンとして名前を呼ばれなかった段階で今日はほぼ応援組だという気持ちでいなきゃいけない。


悔しい、それでも仲間だから応援する。


自分が試合に出られなくて悔しい気持ち、

それでもチームは勝って欲しいという気持ちが複雑に入り混じってもう、本当によく分からなくなっていました。


好きで始めたことがこんなに苦しくなっていく。


遊びで楽しんでいる方が良かったんじゃないか、とか考えるようになってました。