3日後。
私は気まずい中、練習に参加していた。


けっきょくあの後、
陽介に連絡することも出来ず私たちはあの日以来口を聞かないまま。


「はあ……」


練習終わり、

泉ちゃんと待ち合わせしてご飯を食べることになっていた私は校門の前で待っていた。


すると、男バスもちょうど終わったのがぞろぞろと男子の集団がやってくる。

その集団の中に陽介がいたけれど、目が合ってもふいっと逸らされてしまった。


当然だよね……。

あんなこと言っちゃったんだから。


「沙奈、お疲れ様」

「泉ちゃん」


「私もちょうど今終わったの、駅向かおうか」

「うん」


駅前に向かって歩き出す。

私は教室で陽介のことを相談していた。



「陽介くんね~言い方も厳しいかなとは思うけど……」

「ううん。でも私が悪いの。完全に八つ当たりしちゃった……」