新チームを作る体制として一時の休みが与えられ身体を休めるように言われた。


3日間を家でゆっくりと過ごし身体を休めることが出来たと思う。

そのあいだに陽介から連絡もあった。


【陽介:今日負けちまった……】


男バスは次勝てばインターハイというところで負けてしまったらしい。


どれだけ頑張ったって、強豪校だなんて言われていたって、

試合に勝つまでは分からない。


絶対はないこの世界の中で、私たちは青春をかけて勝負している。


決して簡単なことじゃない。


これから私たちの代が始まる。

先輩たちがやっていたことは全て私たちがやらなくてはいけないんだよね。


そして休みが明ければ新しいユニフォームが渡されるはずだ。


「ユニフォームの番号……どうなるんだろう」


先輩後輩は関係ない、実力が上であれば番号が上。

でも後輩よりも下の番号である可能性だってある。

私は落ち着かないまま3日間を過ごした。