近くで笑っている陽介が少し遠い存在のような気がした。 追いつけるのかな。 陽介といると隣に並びたいって思ってしまう。 まだまだの自分の実力をあげて、堂々と彼の隣に立ちたい。 もう一度、と声をかけてくれた彼に。 出来るだろうか。 不安げに見つめた空は少し雲が多く薄暗かったーー。