「ねー、ここのスペース寂しくないかな?どーしよっか」
「まあ適当になんか書いとけば?」
「適当って…どうしよ〜う」
長い髪をくるくる巻いて、メイクは今日のあたしみたいな濃い目の、結構可愛い子。
さっきからあまーい声だして、悠太にべったりだ。
あたしは邪魔者みたい。
チラッと横の二人をみると、寄り添うように座って作業をしている。
この女好きめっ!!
軽く睨むと、悠太とばっちし目があってフッと馬鹿にしたようにあいつは笑う。
「イチゴとか書いとけば?俺らスイーツ店出すんだろ?ここらへん、フルーツとかケーキとか」
「あ!それいいね!」
イチゴってとこ、あいつ絶対いま強調した!
チラッと悠太をみると口元が緩んでるし。
やっぱり!イチゴパンツのこと思い出してるんだ!
ネタにして、ひどいやつ。
優しいのかな?って思ったのに…やっぱり嫌い。
「うぉっ…なにすんだ」
肘で背中をどつくと、悠太は苦しそうな声を出す。
