「すごいね。でもサッカーしかないってどーゆーこと?」
ふと思った疑問をぶつけてみた。
「俺、両親いないしサッカー推薦で高校行かせてもらってるから。」
「あ…そうなんだ」
「いや、そんな顔すんなよ。」
「ごめん」
「同情とかしてほしいわけじゃない」
「そういうわけじゃ……」
昔から顔にでやすいあたし。今どんな顔してるんだろう。
「かーわい。ごめん。ちょっと意地悪しただけ。」
「なっ…!?どーゆー意味?」
思ってもなかった、イキナリのかわいい発言に拍子抜けするあたし。
思わず顔をあげてしまって超至近距離で目があってしまう。
「いや、そのまんま」
「なにそれ」
少し笑いながらあたしをじーっと見つめてくる彼。
その笑顔で、ほとんどの女の子はやられそうってくらい。
耐えきれなくて、あたしは視線を下へ移した。
((ぷしゃー))
ちょうど、あたしたちの最寄りの駅についた。
