私達は中庭でご飯を食べながら駄弁っていた。

「あれ?凛、先客いるみたいだよー?」

「はぁ!?俺様たち二人専用のベンチに?」

気の抜けた声と苛立ったような声が私達の背後から聞こえてきた。
恐る恐る私達は後ろを振り返るとそこには、学園トップの俺様とマイペースなあいつらが来ていた。

「え、なんであの二人が!?」

『わ、私にもわからないよ!』

声を潜めながら美久と会話をしていると今度は怒声が響いた。

「おいお前ら!誰の許可でここでメシ食ってんだ!?」

「まあまあ、見た感じまだ一年生でしょ?きっと知らなかったんだよ」

と、またのんびりとした声で怒声を宥める。でもひとつ言おう。私達は二年生だ。