大嫌いな数学を終えた私は机に突っ伏していた。

「あかるー、生きてるー?」

『な、なんとか…』

「ならよかった!一緒にご飯食べよ?」

『うん、いいよー。どこで食べる?』

「中庭のベンチが空いてたからそこにしない?」

『そうだね!じゃ、いこ!」

私の幼馴染であり親友・美久。いつも明るくて私の憧れの存在。
私と美久は中庭へ歩き出した