紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~

私は先生に抱き締められる。

先生の胸に顔をうずめた。

「春川…」

先生は私の髪をサラサラと撫でる。

「せんせっ…ふぇっ…」

私は先生の服を握り締める。

「なんだろう…すっごいドキドキしてる…」

先生はふわぁーと変な声を出す。

「私もドキドキしてます」

何で私たち、付き合っても無いのに、抱き合ってるんだろう?

先生の心音が聞こえて来た。