紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~

「ついって…何か私に不満でもあるんですか?」

「あぁ!…たっぷりと………あ…」

先生はハッとして私をチラッと見た。

「何が不満なんですか?」

私は落ち着いて、言う。

今、怒っても意味ないもんね。

「言わないでおくよ…」

「え~!言ってください!気になりますから!」

すっごい気になる…。

「あのな…だから…」

先生は無意識に私の手をニギニギと握っている。

「だからなぁ…あのなぁ…」

先生はううむ…と唸る。