紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~

「あ…泊まらせて?」

……………。

「「は?」」

私と康太はハモった。

「今なぁ、俺が住んでる所な、工事中なんだよ…良いか?他に泊まる所、無いんだよ」

「別に良いけど…」

可哀相だし…。

「は!?優羽、何で泊まらせるんだよ!?」

だってさぁ…一応、好きな人だもん…。

「まぁまぁ、康太、怒らないで?ね?」

「チキショー!」

康太は先生を睨む。