紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~

「…どうしようも出来ないな…」

………。

「えぇ!?先生、どうにかしてよ!」

私は先生の腕をブンブンと振り回した。

「そう言われてもなぁ…どうしようも出来ないもん」

………。

「先生…最低」

康太はもっと先生を睨む。

「康太…睨むのはやめようね?」

「………分かった」

絶対、納得してないな。

「どうしようかなぁ…」

私は床を見詰める。