紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~

「何ですか?」

「いや…」

先生の顔がちょっとだけ赤くなる。

「熱上がった?」

私は先生の額に手を当てる。

「ヤバい…」

「…?」

先生は私の手を握る。

「お前さぁ…今日は凄い笑ってんな」

「そうですか?」

笑ってるつもりは無いけど…。

「もうちょっと笑っときましょうか?」

私はニコッと笑う。