紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~

「あっ…お粥、作ったんで、食べてください!」

私はときめいた事を隠すように、お粥を差し出す。

「ありがとう。いただきます」

先生はお粥を口に含む。

「うまっ!これを春川が作ったのか!?」

「何気に失礼ですよ」

つか酷い。

「私、簡単のなら作れるんですよ♪難しいのは作れませんけどね…」

「へぇ…」

先生は私を見つめる。