紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~

先生は私の方に倒れて来た。

「頭、いてぇ…気持ち悪いし…」

「先生…大丈夫ですか?」

私は先生の背中を撫でる。

「うあっ…ごめん」

先生は私に乗っかった事を気にしているみたい。

「気にしないでください!事故ですよ!事故!」
「何かテンション高いなぁ…」

そうかな?

「俺の目をしっかり見るようになった」

先生が微笑む。

トクン