紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~

「ちょっ…先生!」

私は先生を押す。

ピピッピピッ

丁度、体温計が鳴る。


私は唇を抑える。

「…どうしよう」

私は何度か唇を拭い、

先生の唇も拭いた。

教師と生徒だから…。

「38、2度…高い…」

私は保健室の冷蔵庫からねつピタを、取り出し、先生の額にはる。

「今から…人を呼んで来ますから…ってもう真っ暗じゃん!」

人…いるかな?