紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~

先生の服は濡れていて、

肌の感触がすぐに分かる。

はっきり伝わって来るんだ…。

私、恋する乙女みたいじゃん!

いや…今、恋をしちゃった乙女だぁー!

「…はぁ」

私は小さく溜息をする。

「何?何か悩み中?」

先生は前を見ながら言う。

「こっちの事情です」

先生がすっごい関わってますけどね!

ガラッ

先生は保健室に入る。

私も後ろから入った。