紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~

「ふぇっ…今日ねっ…友達が出来たんだよっ…」

「ピィー…」

私の涙がぴっぴを濡らす。

「ごめんね…ぴっぴ濡れちゃうね…」

ぴっぴをテーブルへ降ろすと、ぴっぴは再び私に寄り添って来た。

「ピッ…ピッ…」

「っ…ふぇっ…ぴっぴ…寂しいよっ…先生がいないと寂しいよっ…」

先生…私を避けないで…。

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「……ぅ!ゅ…」

誰…?

「ゅぅ…優羽!」

目を開くと目の前には康太。