紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~

「優羽…大丈夫だよっ…教師とっ生徒でも…」

姫麗は困ったように考え始める。

「私…どうしたら良いのかなぁ?」

涙が頬を伝った。

「ふぇっ…優羽…泣かないで…ごめんね…何にも出来なくて…」

姫麗は優しく抱き締めてくれた。

「ううん…姫麗のおかげですっきりしたよ!」

「優羽…」

姫麗がいてくれたから…。

キーンコーンカーンコーン

タイミング良くチャイムが鳴った。