紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~

私はその場で蹲る。

「やだっ…やめて…」

私を………。

「春川!」

「せんせー…」

先生が私を立たせる。

「ごめんな…眼鏡掛けて無いんだよな…怖かったか?」

「怖かったよぉ…」

ミンナ…。

ワタシヲ…。

ヨゴスンダ…。

「ほら。この眼鏡やるよ」

「うん…」

先生が私に眼鏡を掛ける。

「よし…これで大丈夫だろう!」

「うん…」

助かった…。