紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~

「先生から誘って来たんです!」

「だから?先生から離れなさいよ!!」

ガッッ

私は壁に背中をぶつける。

「いった…」

その衝撃で眼鏡が落ちる。

「眼鏡だ♪こんなのこうしてやる!」

グシャッ

「あっ…やだ!」

眼鏡が潰れて、使えない形になる。

「やめろよ!春川から離れろ」

先生が女の子達を睨む。

「せんせ♪あんな子、ほっといて一緒に…「は?」

先生の低い声で皆が黙る。