紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~

「いただきます…!」

今日の昼ご飯、サンドイッチを頬張る。

当然、一人の昼ご飯。

謎の美少女…。

それが私って先生と康太しか知らないよ。

「うぅ…寂しいよ…」

康太は他の人と食べてるし…。

先生は…。

「なっ!」

教師なんだから特定の生徒と食べる訳ないか…。

「はぁ…」

屋上って…寂しいね…。

皆の声が遠くに感じるよ…。

ゴロンと寝転ぶと太陽が眩しい。

この広い空に私の思いが彷徨ってるのかな?

私が飛ばした紙ヒコーキは…どこにいるのかな?