そのあと、落ち着いてからさっきのことを琴子に全て話した。 琴子は何度も 「私が遅くなったせいでごめん。」 と謝ってくれて。 琴子にも辛い思いをさせてしまった。 それなのに私の頭はあの金髪の人のことばかりうかんでいる。 考えてみれば、あの人は私を助けてくれた。 なのに私はお礼も言えず逃げてしまって 大丈夫かな?警察に捕まったりしてないよね? それから、私は彼をどこかで見たことがあるような気がするんだ。 それを琴子に言うと琴子も同じことを思っていた。