「瑠奈!?」 そう叫ぶ琴子の声が聞こえて、走ってくる琴子の姿を確認したときやっと安心できたのを覚えてる。 「瑠奈どうしたの!?これ何があったの!!?」 倒れてる人達と金髪の人をみて琴子も冷静ではいられなくなってるみたい。 「とにかく、もう行こう? さっき誰かが『警察に連絡する』みたいなこと言ってたから。」 そう言って琴子は私の手をつかんで、その場から駆け出した。 ふいに振り返ると金髪の彼と目があった。