好き * 嫌い * 勘違い



同時にバギッとゆう鈍い音と
「うわっ!」と言う悲鳴のようなものも聞こえた。



「えっ?」



目の前には私の腕を掴んでいた男の人が倒れこんでいた。



そしてもう一人、さっきまではいなかったはずの人が立っていた。



背が高くて、金髪で、きれいな顔立ちの男の人
でもその目は鋭く、まるで突き刺すような目で男の人達を睨んでいた。



それが、私が初めてみた藤森 善君だった。