1月下旬の休日。





「てりゃぁ〜〜!」



「わ、なになに太一」





太一と満が家にやって来た。




「お前、強」




“モンハン”の通信をしているのだが
だいぶ前にやったWii Uと違い、

太一の腕は中々のものだった。



負けず嫌いなのか、
心なしか目が血走っている…ように見える。




協力でモンスターを倒すゲームなので
基本的に競うところは無いのだが。





「満、尻尾狙えよ〜」



「えー、この敵の素材別にいいしー?」




「あ、ところで広樹」




太一がハッとした様子で俺に言う。




「これ由紀も持ってるんだぜ」





「え、ヤナちゃんも!?」





反応したのは満だった。

そうか、三人、同中出身だもんな。