「最後会えただろ、サンタと」
「でも悲じいよ…。
あのあとお母さんが…」
結末としては…
主人公シンディの両親は離婚してるので
父親と、最後に一瞬だけ会う
といった感じなのだが…。
「よし、切り替える!」
また、俺は何か言おうと思ったが
由紀は鼻をチーン!とかんで、
コンパクトな鏡を取り出し、
せっせと乱れた髪を直し
メイクもザッと整えた。
「じゃ、広樹くん行こう!」
「お、おー」
この切り替えよう…。
すごいなある意味。
俺たちは、いろんな店に入っては、
ちょっと買ったり、高価なものは
いいなぁ…と言ったりしていた。
「次、ここ行こう」
由紀が指さしたのは、
この前由紀のシュシュを買った店と
同じ系列だけど、少しオトナっぽい
アイテムが売られてる店だった。